二次創作上、新選組の各組の巡察時の整列について細かく設定しています。三番組で千鶴ちゃんは後尾に死番の隊士と斎藤さんに挟まれて歩く。これも先に斎藤さんが隊士たちに指示をしていて、千鶴ちゃんは並び順や守られている状態であることを暫く後になるまで知りません。歩行中に乱闘が始まった場合は、隊士たちがどのように動いて雪村千鶴を守るかという決まり事も予め三番組隊士を集め伍長を通して指示がいっています。直接斎藤さんは雪村千鶴に指示や状況説明をすることはないです。ずっと後になって、二人が打ち解けてから千鶴ちゃんが斎藤さんを質問責めにして隊列のあらましを理解していく。そんな設定をしています(これで短編が書けそう)斎藤さんはあまり言葉にして説明しない。巡察が終わって隊列を解いたあと斎千は並んで歩きます。基本屯所に戻るまで斎藤さんは千鶴ちゃんの護衛役。馬や牛車が通る側に斎藤さんが千鶴ちゃんより少しだけ前を歩く。常に斎藤さんは周りを警戒しています。平助くん、左之助さん、新八さん、総司君の四人も同じように一歩先を歩く。でもこの四人はずっと話をしながら歩くので、横に首を向けなくても会話を保てる距離。土方さんは三歩以上前を歩きます。時折、話しかけるときだけ振り返る。千鶴ちゃんは小走りです。
軽鴨たちとは肩を並べるときもありますが、基本は、前に野村利三郎が歩き、千鶴ちゃんを挟むように背後に相馬主計が歩き護衛する。野村くんと相馬くんがぽんぽんと会話を交わすのに、千鶴ちゃんは笑いながら受け応えて楽しそうです。このように千鶴ちゃんが極自然に怪しまれることもなく、「はしたない」と不躾に思われることもなく平隊士や幹部メンバーと市中を歩くことが出来るのは、男装しているという要因が大きい。
斎千に関しては、まだ二人が気持ちを互いに確認し合う前、甲府の戦から江戸に敗走する時に手を繋いで歩きます。二人きりの夜道。千鶴ちゃんは恥ずかしがっていますが、これは斎藤さんが安全性を考慮してのこと。
男装を解いて、女の恰好をした時に自然に手を差し伸ばすのは左之助さんや伊庭さん。足元が暗いから手をつないでやろうかとスムーズかつ優しく誘います。ただならぬ仲のよう。総司君は、「行くよ」とさりげなく手をとる。平助くんは相当に照れながら。新八さんは、「すまねえが俺の真後ろにさっと入れるところを歩いてくれりゃあいい。刀を抜くときもあるかもしれねえし」と自分の腰に手をかけて笑いそう。手は繫がない。内心は相当に女の恰好をした千鶴ちゃんと一緒に歩くことが嬉しそうです。新八さんのこういった絶対に守ってくれそうなところが素敵です。
手を取り合って歩くのは、斎千では想いを告白した後。人目を憚らずに結構二人はずっと一緒に歩く。夫婦になってからもそうです。肩を並べて歩く姿で描写しています。その点では私の二次小説の斎千は現代的な振る舞いを沢山見せているかもしれません。意外に古風な夫婦の佇まいを、斎千を取り巻く周りの人達にさせています。風千はもっともそういった風に描きたい。
